石橋自然農園

ノーベル賞の街、飛騨神岡の天空の里「山之村」で無農薬野菜、平飼い養鶏、キノコ栽培をしています。

ベタの繁殖

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その時はある日突然やって来ました。

 

ベタのオスを飼育する水槽に、ペアリングのため別容器に入れたメスを入れていました。

 

外出先から帰ってみるとメスのベタが容器から飛出し、オスと一緒に泳いでいたので

観察していると、まもなく交尾が始まったのです。

 

オスがメスの身体を巻付くように抱きかかえると、10粒ほどの卵が水中に放出されます。

 

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その卵をオス・メスで口でくわえると泡でできた巣まで運んでいます。

 

産卵の翌日、卵の中心には白い核が見えます。

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ベタが興奮しないように静かに見守ります。

 

水槽の周りには苔テラリウムを置いて落ち着いた環境を演出します。

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そして、産卵から二日後。

 

ついに稚魚が誕生しました。その大きさは1.5mmほどしかありません。

 

 

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稚魚は泡にぶら下がり時々泳ぎ回っています。

 

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まだ上下にしか泳げないので、オスが泡の巣から離れた稚魚を口でくわえて一生懸命

巣まで運んでいます。

 

その、姿がなんとも献身的でずーっと見ていられるのです。

 

しばらくは稚魚のお腹の栄養で生育するらしいのですが、そのあとのエサやりが大変

そうです。