石橋自然農園

ノーベル賞の街、飛騨神岡の天空の里「山之村」で無農薬野菜、平飼い養鶏、キノコ栽培をしています。

2016年度 キノコガイドツアー最終回

山々が少しづつ色づき始めた10月23日(日)は、2016年度最後のキノコガイドツアーでした。

 

最終回は、リピーターの方と初めて参加される方の半分半分の参加構成。

 

親子での参加も2組あり、とても楽しいツアーとなりました。

 

 

晩秋に見られるキノコが、どんな樹種にどういう場所に発生するのか講義で基礎を学び野外講座会場に向かいます。

 

村内を流れる清流には、産卵を終えたヤマメがペアーで浅瀬を泳ぐ姿が見られます。

 

山に入ると朴の葉もすっかり落葉し、春の山菜として有名なコシアブラは透き通った美しい黄金色に輝いています。

 

クリやコナラ・ミズナラが生育する森には、ドングリや山クリがたくさん落ちています。

 

もちろんそれらを餌とするクマの大きな「ふ〇」も沢山落ちています。

 

森の入り口で、早速コナラの切り株からたくさんキノコが発生していました。

 

そのキノコを手に取り、形、色、香りなど図鑑では確認できない細部をしっかりチェック。

 

樹木を腐らせ分解する木材腐朽菌と言われるキノコの生態や特徴をお話しします。

 

1時間ほどの野外講義では山の地形、樹木の名前、キノコの発生場所を一つづつ確認。

 

途中、クマが栗の木に登り捕食した後に作る「クマ棚」も発見し、熊が身近に生息することを実感する参加者たち。

 

豊かな森には、人の手が加わっていることも学んでいただきました。

 

キノコ採取の後は種類別に選別し、名前を調べます。

 

その際にも、かごから採りだしたキノコの同定の難しさを体験してもらいました。

 

決して毒キノコによる食中毒が起こらないよう、ポイントをお話し美味しいキノコたちはお楽しみの「キノコ汁」に。

 

山を歩きお腹ペコペコの参加者の皆さんと、キノコづくしのお料理を作り秋の恵を堪能しました。

 

来年も再会をお約束し、今年度のガイドツアーを無事終えることができました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カミオカスターコーン予約開始

写真 2015-09-02 14 22 05.jpg

石橋自然農園の主力商品トウモロコシの産直を開始いたします。

 

幻の白いトウモロコシと呼ばれる「ピュアホワイト」に加え、今年からはスパースィート系のイエローコーンを「カミオカスターコーン」と独自ブランド化し販売しています。

 

カミオカスターコーンの特徴は、

 

①「生」でも食べられる抜群の糖度

 

種苗メーカーは糖度20度を超えると宣伝しています。

当農園のカミオカスターコーンは20度を超え22.3度❗と驚きの糖度を叩き出しました。

フルーツでも甘いとされるメロンやマンゴーが糖度16度ですから驚くほどの甘さですね。

 

「日本一甘い」と言える高糖度です。

②「超デカ」4Lサイズ越え

 

トウモロコシは大きな樹を作ることができれば大きな実がなります。

なので、種まき前の畑の土づくりが100日後の収穫に大きく影響します。

 

石橋自然農園は有機肥料「ボカシ」と堆肥をたっぷりと漉き込み土づくりしています。

畑の畝を歩くと、あちこちからキノコが生えているんですよ。

 

この土づくりのお陰で1本の重量が出荷規格の4L(480g以上)を楽々越えます。

550gを超えたカミオカスターコーンはまるで大瓶ビール並みです。

 

カミオカスターコーンの全長は2m50㎝以上あります。

 

③山之村高原の「寒暖差」とこだわりの「朝どり」

 

山之村産のトウモロコシがなぜこんなに甘くなるのでしょう?

 

それは、山之村高原の寒暖差だと思います。

山之村高原は標高800m~1000mあります。

石橋自然農園は、山之村高原でも南向きの日照時間が最も長い畑でカミオカスターコーンを栽培しています。

 

トウモロコシは、日中光合成で貯めた糖分を夜になり気温がグッと下がると実に移動させます。

山之村高原は、この寒暖差が20度以上にもなる日があり、実に糖分をたっぷり蓄えられたトウモロコシを早朝に収穫するので「激甘」になるんですね。

 

こうして栽培された「激甘」「超デカ」カミオカスターコーンと「幻の白いトウモロコシ」ピュアホワイト。

 

お盆頃からご予約順に発送いたします。

 

お問合せご注文は、石橋自然農園webショップ又はメールまで。

 

naturefarm.base.ec

 

 

 

 

 

夏休み短期山村留学「飛弾里山ステイ」始まりました

10年目を迎える山村留学が本日から本格的に始まりました。

 

今年は初回から参加してくれた高校生がスタッフとしてお手伝いに来てくれて、とても賑やかな飛弾里山ステイになりました。

 

都会暮らしの子供たちに、奥飛騨大自然の中でのびのび過ごして欲しいと願い、我が家の家族と同じ暮らしを体験してもらっています。

 

当農園の農作業を体験しながら、野菜のことだけでなく野性動物の習性や水や森のことなど体で感じてもらっています。

 

初めて参加してくれた子供達はすぐに山の子に変身しました。

 

無農薬・化学肥料&除草剤不使用の自然栽培米

自然栽培米

I will cultivate rice that do not use pesticides and chemical fertilizers and herbicides.

A new challenge is to not plowed the rice fields.

 

化学肥料・農薬・除草剤を一切使用しない米作りも今年で3年目。 耕作放棄地になってしまう田んぼを利用してほしいという依頼が あり初めた米作り。 自然栽培米

水を張った田んぼに米ぬかをたっぷりと振りまきます。

どうせ作るなら、以前から挑戦したかった農薬や化学肥料を一切 使用しない「自然栽培米」を作ろと始めました。 苗作りや水管理などとても一人ではできませんが、協力してくれる 友人に支えられ、毎年美味しいお米が収穫できます。

自然栽培米

今年はさらなる挑戦として「不耕起栽培」で米づくりをします。

通常行われる「荒起こし」「代掻き」という二つの作業を全くせず、 いきなり昨年稲刈りをしたままの田んぼに稲を植え付けます。 これが成功すれば、農作業時間や燃料の節約になり環境保全型」 の米作りと言えるのではないでしょうか。

自然栽培米

籾を播くための苗床の準備をします。

田植えを行う来月下旬まで、先日播いた種もみは元気な稲へと生長 していきます。

自然栽培米

種もみは塩水で良い種だけ選別し、数日温水に浸け芽だしします。

自然栽培米

苗床に丁寧に籾をばらまきます。

自然栽培米

籾の上からもみ殻燻炭をたっぷりふりかけ温室の中で「稲」に育てます。

 

ボカシ肥料づくり

ボカシ作り

カブトムシの幼虫が沢山いる完熟したおがくずがメインの素材 石橋自然農園の野菜は有機栽培、自然栽培(無肥料)しています。

来月から植え付けを始める野菜のために「ボカシ肥」という肥料を作ります。 材料は「米ぬか」「魚粉」「ナタネ」「おがくず」「もみがら燻炭」といった 有機質です。

ボカシ

大型重機でボカシ肥の材料をまんべんなく撹拌します。

これを、適度な水分を含ませよーく撹拌します。 しばらくすると微生物の働きで温度が上がりはじめ、何回か撹拌をして出来上がり。

 

基本的には無肥料栽培でスタートしますが、野菜の成長を見ながら追肥として使います。 無肥料栽培は「自然農」という栽培方法に出会った20年以上前から実践しています。 「オーストラリア大陸 バイクで横断の旅」から帰ったあと、自然に対する価値観が 変わり、食べ物の「自給」をめざし畑を耕し始めました。 そんな時、一冊の本に出会いました。 「わら一本の革命」福岡正信(著)という本を読んだときの驚きは今でも鮮明に覚えて います。

 

堆肥

カヤも大切な土づくりの素材です。

 

その後、自然農を実践する川口由一さんに栽培法を習い、固定品種の種苗交換会に 参加したり、雑穀を栽培したりサラリーマンをしながら全国を走り回っていました。

 

そんな中で、自分なりに未来のライフスタイルを思い描くようになり、自給生活の 到達点として「百姓」を生業として選びました。 奥飛騨の山村で時間に縛られず、子供と動物、自然と触合いながら自然豊かな 日本の里山に住んでいられる日々を感謝しながら過ごしています。

 

今年から、主力商品の「トウモロコシ」「トマト」「卵」販売以外に、自給用として 栽培していた野菜やハーブ類をセットにしてお届けします。 当農園は喜んでくれるお客様の顔が見たくて直売スタイルで野菜を販売しています。 「顔の見えるお客様」が私たちの「宝物」なんです。

 

石橋自然農園ファンの皆様は「家族」同様、食べ物を通じて「感動」「健康」「幸せ」 をお届けいたします!  

山之村キャンプ場&夕顔の駅レストラン

山之村キャンプ場リニューアルオープン

天空の里「山之村」へようこそ!

Welcome to yamanomura

 

明日23日、いよいよ「山之村キャンプ場&夕顔の駅レストラン」がリニューアルオープンします。

東京からやって来た二人のスタッフが、様々な工夫を凝らしてお客様をおもてなしする準備が整ったようです。

 

夕顔の駅レストランメニュー

こだわりの食材を使用した里山Cafeの新メニュー

organic resutaurant menu

 

レストランメニューも食材にこだわり、安心安全で「美味しい」を追求したオリジナル料理です。

当農園の平飼いニワトリの「自然卵」を使った「たまご丼」や「シフォンケーキ」もあります。 卵も少量ですが販売しますので、「究極の卵かけごはん」でお召し上がりください。

 

チェーンソークマ

チェーンソーカービングのクマもお待ちしています。

chainsaw carving bear  

カブトムシが作る完熟堆肥

カブトムシの幼虫

4月も中旬に入り、野菜のたねまきも一段落。 これからは畑の準備が始まります。

苗を育てている間の1か月間は畑の土づくりをします。 当農園は有機栽培で野菜を育てていますので、何年も前から堆肥を作り準備をしています。

土づくりで一番大切なのは「完熟堆肥」です。 完熟の目安となるのが「カブトムシ」なのです。 カブトムシは腐熟した広葉樹に好んで卵を産みます。 完熟堆肥

寝かせておいたおがくずをショベルですくってみると、10センチ近いころころに太った カブトムシの幼虫がコロコロと出てきました。 このまま畑に漉き込んでしまってはかわいそうなので救出します。

完熟堆肥

夏になれば大きくて元気のあるカブトムシの成虫になって里山ステイに訪れた 子どもたちに喜ばれると思います。